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お墓購入の基礎知識〜詳細編〜
■墓地に行ってよく観察するとお墓は色んな形があります
神戸型 京都型
まずは形式に関するお話
一般的な仏教の範囲では宗旨宗派で決められた○○派形とかはありません。お仏壇はなぜか○○派型とか宗旨宗派で形の分類があり突拍子もない奇抜な型の仏壇は売ってませんし見た事もありませんがお墓の場合割合と自由で近年は「何じゃこれ」というような形も見かけます。ともあれそのお墓を拝む方(お客様)が良いと思った形が普通の一般型であれ奇抜であれ最良の形です。

たぶん西日本(東海から京阪神)の石屋さんへ行くと一般的な和型(左下写真のような良くある普通の形)のお墓は京都型とか名古屋型とかの名前が付いて売っていると思います。関東では関東型などと呼んだりする定番型がありますがあまり西日本ほど細かく呼び分けがないようです。

名古屋型、神戸型とか呼ぶのは昔からその地方に多かった、昔のその地方の石屋さんが考え出して他の人がまねをして自然に広がり石屋さんの間で自然に呼ばれるようになった便宜上の名前ですからあまり深く考える必要はありません。また各石屋さんが独自に自分のお店だけで呼ぶ名前を付けている事もあります。鈴鹿周辺地方は比較的名古屋型が多いです。これはちょっと昔岡崎の石が多く使われていた影響です。愛知県尾張・三河から岐阜県の美濃平野・下呂・高山方面に名古屋型が多いようです。

お墓は自動車のように大メーカーで作ってどこのお店でも同じものが売っているわけではありません。よく見ると同じ名前で8寸○○型と書いて売っていても細かい部分や寸法が少し違います。このお店は少し安いなと思ったら寸法を測ると下の台の寸法が少し小さかったり、背が少し低かったり、細かい部分の細工が簡単にしてあったりするので注意が必要です。でももちろんそれを気に入って購入するのは全然悪い事ではありません。

大きさサイズについて
サイズは普通和型ならさお石の部分の横巾で8寸(約25cm)とか9寸(約28cm)とか呼びます。どこの石屋さんで買ってもこの部分の寸法は同じですが石屋さんによっては下の台の厚みが大きかったり小さかったりして例えばあるお店の9寸型と違うお店の8寸型でお墓全体の高さがほとんど一緒だったりすることもあります。ちなみに宮崎石材の標準はかなり大きい方です。宮崎石材は自社工場加工ですのでご要望に応じて特別な寸法でも迅速にお作りできます。

迷信のお話
特殊な場合を除いてお墓の形・寸法は自由です。それは日本全国に置いて絶対保証しますが時折お墓はこうでなければいけないとか言う人や書籍に出会うかも知れません。それを気にしたり言う事を聞かなければならない根拠はありませんが、例えばお世話になっているご親戚様やご近所のお知り合いに言われてしまうと無下に断ったり逆らうのも気まずいものです。大変難しい問題ですが「お墓はこうしなければならない」と言う話は全て迷信ですそれは絶対保証します。でも迷信というのは嘘や根拠のないばかばかしい話という意味ではなく、迷信を信じた方が安心できる方は信じた方が安息な日々を送れますし、信じない方は信じなくても幸せな日々を送れる便利な言い伝えです。法律ではありません。お墓の原点は「ここに死んだじいちゃんを埋めたから踏まないでね」と言う単なる目印です。こういう風にこんなお墓を作ると罰が当たるとか良くない事が起こる事はありません。

小社オリジナルデザイン三重型
三重型というのは小社宮崎石材のオリジナルデザインで小社が付けた呼び名ですから他の石屋さんには売ってませんし聞いても知らないと思います。三重型には元々定番型が無かったので、小社が勝手に三重型と呼ばせてもらってます。似たものはあると思います。他の名古屋型、神戸型、京都型などは西日本の石屋さんなら大体知ってます。三重型は1990年頃から販売させていただいてますが現在、小社の全販売量の60%ぐらいがこの三重型です。

一般に和型のお墓では○○型とかの呼び名は花立てや香炉などの本体の前にある付属品の形で呼び名が変わります。左上の写真の お墓は座布団、芝台、がさらに付属品として付いています。これらは豪華に見えるから付ける物で宗教的な必要性や意味はありませんがお戒名を彫るさお石の部分に仏様(故人)が宿って居ると考えられていますので御座布団を敷いてあげるという意味あいがあるのでしょう。

様式型のお墓について
最近20〜30年前からは左のような洋式(横型)のお墓を建てる人が少しずつ増えています。洋式と言っても西洋人がみんなこの形のお墓を作る訳ではありません。字を横に書くからそのように呼び名が付いたのでしょう。仏教の方でも全く問題はありません。キリスト教の方でこのような横型のお墓に十字架を掘ったお墓を作る事もあります。
■なぜお墓にこんなに色んな形・種類があるのでしょうか?必要でしょうか?
ハッキリした理由はありませんが一部地域を除きお墓はお家に置く仏壇と違いみんなが同じ墓地に集まって作ります。奇抜な物を作る必要はありませんが、ご自分のお墓だとよく判る様に少しぐらいのお隣と違う部分や個性があった方がよいかも知れません。実際、特に大型霊園で近頃は共働きなどで忙しく年に1回ぐらいしかお墓参りにいけない場合も多々あります。冗談抜きでご自分のお墓がどれだったか判らなくなる時があります。
■銀杏面
銀杏面加工制御コンピュータ
お墓の角を丸くする加工です角かけを防止します。断面の形がいちょうの実の銀杏に似ているのでそう呼ばれます。角張ったお墓を柔らかい感じに豪華に見せます。宮崎石材では独自の銀杏面の自動加工システムを開発(日本で小社だけ)。仕上げの悪い輸入品の銀杏面よりも安価に加工ご提供させていただいてます(8寸碑で¥5万)ので小社の墓石販売の40%以上がこの銀杏面仕上げ付きです(通常国内加工品は安くとも¥15万 〜20万するようです)。
■お墓の形いろいろ、仏教以外
神式のお墓
神徒様はこのように頭の部分が三角形でさお石がやや背の高いお墓を作ります。一般的に前の付属品はお祓いの時の御神酒や供物を載せる台に似せた感じで、シンプルな四角いデザインに作りますが絶対的な決まりはありません。仏教と違ってお線香は焚きませんのでローソク立てが必要です。
キリスト様
キリスト教の方は十字架型のお墓や横型のお墓に十字架を掘った物が多いようです。写真のキリスト様のお墓も日本の場合火葬ですから家族で入れるようになっています。
土葬の多い海外
お墓は家族共同ではなく故人ごとにお墓を作りますので棺桶サイズの縦長の敷地に故人の生前の仕事や趣味をあしらったお墓が近年の流行のようです。左の写真のお墓はイタリアですが故人は石屋さんだったようです。この墓地は500以上のお墓が立っていましたが同じ形のお墓はひとつもありませんでした。
イタリアの家型墓石
そんなに珍しい物ではないようです。あちこちにたくさんありました。
色んな地蔵様。左は舟形地蔵様。
■小社展示場の屋形墓
大切な墓石を雨風から守ります。また室内にご遺影や亡くなった方のご遺品を保管できます。他にもアイデア次第で従来の露天型のお墓にはできなかった様々な使い方が可能です。奥の壁に遺影が飾ってあります。お隣の国韓国では最近土葬から火葬に変わったためこのような家型のお墓の内部に棚をたくさん作って親戚中の全員のお骨(100人分以上)を壷で保管する形式に徐々に変わっているようです。日本の沖縄地方も前面の壁がありませんが屋根付きのお墓を作ります。
お客様の墓地寸法に合わせて作らせていただく必要があるので正式価格は寸法測定後のお見積もりになりますが写真ぐらいの大きさで(2.7mX2mX2.2m高さ)で中の設備・墓石・その他工事費一切を含めまして中クラスの自動車より安く作れます。
 
■その他いろいろ
注意してみるとお墓は他にも色んなのがあります。全部はとても紹介しきれませんのでここに載ってない物でどこかで見かけて良いなと思ったものなどお気軽におたずね下さい。
五輪塔
通常50回忌を迎えた仏様を供養する物です。
納骨堂型
お骨を土に埋葬せず壷のまま保管する形式です。
宝経院塔
僧侶墓
大名墓
■一般的なお墓をお考えの方へ
お墓は例えば遠くの石屋さんのホームページで調べて良いと思って選んでも地元の自分の墓地にはそんな形は1個もなかったなんて事が良くあります。実は地域で納骨方法が少し違うのでお墓もそれぞれの地域に合わせて独自に進化しているのです。変わったデザインの物とかなら別ですが普通にお墓を買いたい方はできる限り地元の石屋さんに相談しましょう。
■お墓の形いろいろ、石製付属品・小道具
これも色んな物がありますがごく一部を紹介させていただきます。
各種石製付属品・小道具はどのような物でもお客様のご要望通りにお作りします。お気軽に思いついた物・どこかで見かけていいなと思った物をご相談下さい。私達宮崎石材は自社加工工場がありますので納期迅速、ご購入後の品質保証、後々の修理も安心です。
物入れ
亡くなられたお子様の遺品が納めてあります。
ローソク立て
墓前灯籠・丸形
物置台
ちょっとカバンなどを置くのに。
墓前灯籠・置き型
格子の部分が花の彫刻になった小社オリジナルです。
お供物台
石製塔婆立
金属製もあります。
■お墓用品色々
金具が傷んだり、使いにくい事とかありませんか?宮崎石材では自社加工工場がありますので、石の穴の開け直しなども納期迅速でき、品質保証で安心です。
花立て金具
線香金具
ステンレス塔婆立て
墓前灯籠
墓参用手桶
ステンレス製墓前湯呑
■お墓に掘る字について
■右上段写真
昔は二人分のお戒名を前に書いて、夫婦墓と言って一つのお墓に夫婦で入る、配偶者のない場合は一人ずつ入るタイプが一般的だったようですが30〜40年前から先祖代々と書いて家族がみんなで一つのお墓に入れるようにした方法が一般的になりました。南無阿弥陀仏とか宗派により倶会一処などを書く場合もありますが「先祖代々の墓」と同じ様に家族みんなで使います。
南無阿弥陀仏や先祖代々の墓と掘った下に蓮模様を掘ります。その意味は仏教の観音様や各種仏像が蓮の花の上に立っているのと同じ意味です。

■右中段写真
蓮を掘る代わりに石で“蓮花”が作ってあります。

■右下段写真
普通一般的な和型のお墓はサイズに関係なく、お戒名を右面と左面に合計4人書けますが一人一人の字が少し小さくても良ければ8人まで書けますから最高四代目の方まで使える計算になります。
旧家の方などでご先祖が多くて書く場所が足りない場合は戒名板と言ってお墓の横にお戒名を書く板状の形の碑を作ります。
最近はお墓の字はコンピューターを使って原稿作成するのが一般的になっているようです。しかし同じデータを繰り返し並べるコンピュータの文字配列は“字心”がありません。

機械化された現在でも古くさいですが宮崎石材は未だに書道家による原稿を元に字を掘っています。私達のささやかなこだわりです。
■家紋
絶対的に掘る必要はありませんが90%ぐらいの方は家紋を掘ります。あまり普段必要のない物ですので特に若い方などご自分の家紋を忘れてしまいがちですが似たものがたくさんあって同じ文様でも丸付き、丸無しなど数千種以上あると言われています。家紋が判っていてもその呼び名が判らない時もあると思います。たとえ判らなくても何か手がかりがあれば小社でお調べできますのでお気軽にご相談下さい。
■小社字堀事務所
小社字堀事務所と字堀機械
ご注文のお墓が建立前にご見学していただけます。
■特殊な字堀
左のお墓はさお石全体にお経が掘ってあります。仏様もうまく成仏できるかも知れません。
■影堀
字ではありませんが影堀と言ってお好きな絵や亡くなられた方の写真をお墓に刻む事ができます。色を塗っただけではないのでとれません。忙しくて年に何回かしかお墓参りにいけない方、お花の影堀でお墓を飾られるのはいかがですか?きっとご先祖様も喜びます。
■墓地を囲む延べ石囲い
外柵、延べ石、囲い、巻石など石屋さんや違う人によって色んな違う呼び方をします。墓地の境界をハッキリさせるために囲いをするのですが近年墓地の修理や新しいお墓を作られる方はほぼ100%の方が石の囲いを作られます。これも墓石本体と同じように宗旨宗派で決められた○○派形とかはありませんからご予算に合わせて自由な物がお作りできます。はじめから石製の囲いが用意されている墓地もあります、そのような場合は新しい囲いを作る必要はありませんが例えばコンクリート製の囲いがはじめからある墓地の方は墓石を新規に建てられる居りに石製の物に取り替える場合が多いようです、石は長持ちするし特に田舎の墓地では囲いを作っておかないと境界線が曖昧だからです。
■色んな囲いをご紹介させて頂きます。お客様の墓地はどんな囲いが多いでしょうか?
普通、一般的にはいくらぐらいのどんな囲いを作れば良いのですか?と言ったご質問をよくいただきます。しかし実際の所、小社のある同じ鈴鹿市内でも墓地によって敷地の大きさや一般的なやり方が違いますのでお見積もりの前にまずは現地を見させて下さい、ある墓地では一般的な事が隣町の違う墓地では一般的ではない事が多々ありますのでこれが一般的で××円ですと言う風にハッキリとご紹介できない事をお詫びいたします。

町内の墓地(鈴鹿の方言?で“さんまい”)では通常(特に白子。神戸などの古い町)シンプルな感じの物が多いですが、同じ鈴鹿市内でもある墓地では大多数の方が高さの高い囲いを作ったり、けんち積み(上写真参照)が90%以上の墓地もあります。

同じ鈴鹿市でも西部の山に近くなるほど墓地が大きく、又民間企業運営型の公園墓地などは豪華な巻石になっていく傾向があります。

価格目安の一例と致しましては左写真の様な囲いですと高さ約20cm(7寸と呼びます)で約1.5m四方の広さがありますので合計6mの延べ石が必要です。石質や磨きの有無によって価格差がありますが(写真は磨き無し)¥15,000=1mあたり、ぐらいからご用意させていただいてますので左ぐらいの物は約¥9,000ぐらいとなります。もう少し高さの低い物はその分お安くなります。

ご注意:同じぐらいに見えても寸法を測ると結構違うものです、1m角の敷地と1.1m角の敷地では延べ石の合計が10%違いますので総工事価格も10%あがります墓石が1基やっとm角の敷地と建つ様な広さ(1m角ぐらい)ですと¥4〜5万ぐらいから出来ます。

土地の寸法がみなさん違いますので、お見積もりの前に現地を見せていただく必要があります、どうぞお気軽にご相談下さい、もちろん現地測定お見積もりはご注文の有無にかかわらず無料です。
■お墓の掃除・洗浄
古いお墓を洗浄するとしつこい黒ずみや苔がとれてみちがえります。
墓石は永年、拝んできた大切な物ですから古くなったからと言って簡単に捨てたり、新品に交換しにくい物です。
宮崎石材は自社工場にて墓石製造を続けている(創業100年以上)県下でも数少なくなった、本当の石屋です。だから旧い墓石を、もう一度磨き直したり、修理して大切に使うお手伝いを迅速・安価にさせて頂けます。
ビフォー写真 アフター写真
ビフォー アフター
境界の仕切もなく、汚れていた古いお墓を洗浄し、コケ類などの汚れが取れて、境界の延べ石や他付属品類が設置され、すっきりまとまりました。
ビフォー写真 アフター写真
ビフォー アフター
お花の入れ替えが大変やりにくかったのも、この通りすっきりと。
ビフォー写真 アフター写真
ビフォー アフター
この石の場合、石の元々の色が赤かったのでそれは取れませんが、コケ類はきれいになります。
ビフォー写真 アフター写真
ビフォー アフター
コケが取れて見違えるように真っ白になりました。
墓石の磨き直し・解体引き取り→工場にて磨き直し→設置は10〜20万円が目安です。
研磨せずに高水圧による洗浄のみならば、5万円前後で出来ます。
上記の目安価格は、8寸碑で建之後30年前後のもの。詳しくは無料にて現地で診断・お見積もりさせていただきます。
修理する墓石は、通常小社工場へ一時運んで加工・洗浄して再設置致します。
 
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